ムイカ

2015/8/6
70年目の夏、祈りの日ですね。
これは以前にも書いたことかもしれませんが、
8月6日は毎年廻ってきますし、やっぱり毎年思い出すことなので。。。

小学生時代を広島の所謂旧市内で過ごしたはしぐちにとっては
子どものころ、夏休み、特に8月に入ってからは恐怖の日々でした。
テレビでは繰り返される原爆特集、
学校の図書館へ通じる廊下には原爆の写真展示、
登校日に実施される平和教育での被爆者の体験談。
どれもこれもが怖かったです。
恐怖には理由があります。
広島に越してきて一年も経っていない頃、
小学校にあがる前に行った原爆資料館での体験がその理由なのです。
そうです、あの蝋人形が目に焼き付いてしまったのです。
あのって言っても知らない人は知らないことでしょうけど、
最近撤去問題で騒がれております。
ググっていただきますと、写真なんかもヒットします。
でも今問題になってるのは二代目なんですね。
はしぐちが幼少期に見たのは初代。
もっとリアルだったんです。
いや、ひょっとしら記憶の中で増幅してるのかも知れませんけど、
でも、怖かった。
夜、目をつぶるとその蝋人形たちがまぶたの裏に現れ寝られなくなるほど、
飛行機が上空を飛んでいる音を聞くと、
誰かが原爆を落としにきたのではないかと思うほど、
平和教育で被爆体験談を聞くと嘔吐するほど。。。
だからホント八月が怖かった。
でも、そんな経験が「ムイカ」という戯曲を書かせてくれた。
書いたものが評価もされて、まだ演劇を続けることができている。
はしぐちにとって8月6日は、そんなことを考える日でもあるのです。
「ムイカ」再演もしなくては、そう今、ふと思いました。
いや、ずっと思ってはいたんですけど、決意を新たにした感じです。
そしてあの日以来入館してない原爆資料館へ行かないと行けないなと、
(ホントはその後、入ってはいるのですが、床以外見ることができなかったのです)
二代目になってはいますが、あの蝋人形と対峙しなければならないと思っております。
そうそう戯曲「ムイカ」は虚空文庫で読んでいただくことができます。
よろしければ、どうぞ。
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