参考までに

2016/8/20
ちょっと掲載順がずれているのかもしれません。まあでも、記しておきます。
そして、三重県高等学校演劇大会・県大会に参加した高校生たちが、
このブログにたどり着くか否かは定かではないが、
参考までに書き記しておこうと思って、以下のものを書きました。
もしたどり着いた方がいらっしゃったら、
ここにこんな事が書いてあったよと伝えて頂ければ幸いだ。
私は三重県高等学校演劇大会・県大会の講評の場で
とにかくたくさん戯曲を読んで欲しいと述べた。
ちょっと漠然とし過ぎた感が否めない。
ただでさえ、取っ付き難い戯曲と言うジャンル。
じゃあ何読んだら良いんだよって言う声が聞こえてきそうだ。
なので、個人的に良いなと思う劇作家を何名か記しておきたいと思う。
今も現役で活躍している諸先輩方々なので、
高校演劇として実際の上演には直結しないかもしれない。
現代演劇劇作家で上演に直結したものというなら、
岡野宏文さんの「高校生のための上演作品ガイド」と言う本があります。
どうしても創作が困難と言う学校は是非、参考にして欲しい。
webで検索したり、中途半端な雑誌をあてにするよりは
数段クオリティの高いものが創れるはずです。
で、私がお勧めする現代演劇劇作家は、
北村想氏、別役実氏、竹内銃一郎氏、井上ひさし氏。
以上の劇作家は出版されている戯曲が手に入りやすい劇作家である。
もちろん、もっともっと多くの劇作家がこの世の中には存在する。
劇場に通って、これは!と言うお芝居に出会ったら、
その場で戯曲を買って読んでみて下さい。
高校生にとってはお小遣いの絡みもあるでしょうから、
観劇と戯曲購入が同時にかなう事は少ないのかも知れませんが、
もし素敵な出会いがあったのならば、ちょっとだけ頑張ってみて欲しいです。
ここからは宣伝です。あくまで宣伝です。二回繰り返してしまいました。
私が代表を務めるコンブリ団では、
この秋9月に深津篤史と言う劇作家の戯曲を上演します。
2年前にこの世を去った、私と同い年の劇作家です。
独特の世界観を持った劇作家でした。
彼の戯曲集も売ってます。中には60分以内に収まる短編も収録されてます。
コンブリ団の上演の際、受付で販売しますので、是非手にとってみて欲しいです。