深津篤史という才能

2016/8/31
何だか大仰なタイトルをつけましたが、
すごい人が知り合いにいる私はすごい的な、ミーハーなことです。

ふかっちー(再三ですが、はしぐちは深津氏のことをこう呼んでいました)は
岸田國士戯曲賞受賞作家さんです。演劇界の芥川賞って言われてる賞です。
近年では、岩井秀人さんとか松井周さんとか柴幸男さんとかが受賞されてる賞です。
ちなみに、この歴代岸田國士戯曲賞受賞作家さんの中で、ふかっちーも含めて
はしぐちの車いすを持ち上げてくださった劇作家さんは7名、いらっしゃいます。
ちなみに柴幸男さん、入ってます。
ほらね、すごい人が知り合いにいる私はすごい的でしょ。
更に、ふかっちーは読売演劇賞演出賞も受賞しているのです。
つまり、劇作家としてだけではなく、演出家としてもすごい人だったんです。
演出家としてすごいってことは、すごい俳優さん達と一緒に仕事してるんです彼は、
稲垣吾郎さんだったり、大杉漣さんだったり。他にも色々。
ちなみにこのお二人が出演されたのは2010年、別役実作の「象」と言うお芝居。
そんな彼の演出をはしぐちは受けているのです。
90年代には桃園会客演時に、
そして2010年11年の「オダサク、わが友」と言うお芝居で。
ちなみに(又かよって感じですけど)はしぐちが桃園会に出演した作品は
1995年
5月 特別公演『カラカラ』@春日小学校跡地講堂
8月 特別公演『カラカラ [改訂版]』@AI・HALL
11月 第9回公演『Here comes Eden』@扇町ミュージアムスクェア
1996年
9月 第10回公演『深海魚』@扇町ミュージアムスクエア
1997年
4月 第12回公演『カラカラ~トートの書♯2桜の園』「吉永の場合」 @ウイングフィールド
5月 第12回公演『カラカラ~トートの書♯2桜の園』「遠山の場合」@呉竹文化センター
1998年
11月 第15回公演『屋上のひと』 作:北村想 @AI・HALL
その後、2000年
3月 off-Hプロデュース『仮設「I」を棄却するマリコ』作:はせひろいち
で、深津演出を受け、この公演ではせさんと出会うことになり、
以後、2002年より劇団ジャブジャブサーキットに出演しつづけている。
ついでに(ト言うと聞こえが悪いが)この公演でオイスターズの平塚氏と共演をした。
更に2009年、3月 
DIVEプロデュース公演「中島陸郎を演劇する」
の中の一作品「数列」作:深津篤史 演出キタモトマサヤ 
で久しぶりに深津戯曲と向き合うことになった。

ふかっちーと出会ったのは1990年、桃園会はまだなく、
はしぐちは時空劇場の旗揚げに参加してた。劇場はアートスペース無門館、
今のアトリエ劇研。小屋付きのスタッフがふかっちーだった。
「新町通のファミマでバイトしてへんかった?」
そんな風に話かけたような気がする。
一方的に彼のことを知ったのは1987年6月、
同志社大学第三劇場の舞台を観る一月ほど前、
はしぐちが京都で下宿をしていたアパートのすぐそばのファミマ、
ふかっちーはとても愛想のないコンビニ店員だった。
愛想のないコンビニ店員は、舞台の上ではモヒカン刈りになっており、
バイト大丈夫かよ?と思ったら、案の定、
その芝居以後彼の姿をコンビニで見かけることはなかった。

思い出話はいっぱいある。一緒に馬鹿やってみたり、むっちゃ怒られたりもした。
いやいや、感傷にひたっている場合じゃない。
今週末には本番なんです。
なんだかおフザケなブログになっちゃいましたけど、
皆さんと劇場で会えることを楽しみにしております。
ふかっちーもきっと、あの人とあの人とあの人と、ふらりと劇場に来てくれるかな。
そういうの、全然わかんないんだけどね、そう思うことにするよ。
さ、もう間もなく幕があがって、祭りが始まるよ、ふかっちー。