December 21, 2013 at 12:01PM
from コンブリ団のブログ
第15夜。
ありがとうございました。
夏目漱石「草枕」の一章と九章を読みました。
一章は、山路をいく主人公が自分の考えを
歩きながら考えているというチャプターだったので、
物語がなく、筋らしい筋がなく、
しかも難しい言葉も多く出てきます。
文字、活字で読むと(黙読ですね)と
その漢字が読めなくとも、
その漢字から伝わるイメージで
読み進めていけますが、
その逆、リーディング(音読)になると
なかなか伝わりにくい部分もあるかとは思いましたが、
あえて読んでみました。
九章はまるで戯曲かのように会話がつづくチャプター、
登場する男と女の九章にいたるまでの関係性を知らなくとも、
見えてくるものも、あるように思えます。
漱石はこの章で、小説なんかは初めから終いまで順によまなくても
面白いものだと、言っています。
それにならって、又、機会があれば、他の章も読みたいと
思っています。その時はどうぞよろしく。